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二拠点生活フリーライター・編集者 みやねえ

那覇の街中を巻き込む新しいイベントのカタチ「LEAP DAY 2018」軽くレポート!沖縄の学生育成プロジェクト「Ryukyufrogs」の成果発表もあった

 2019-08-05
那覇の街中を巻き込む新しいイベントのカタチ「LEAP DAY 2018」軽くレポート!沖縄の学生育成プロジェクト「Ryukyufrogs」の成果発表もあった

沖縄と埼玉でデュアルライフ中!沖縄を拠点に活動する二拠点生活フリーライター・編集者みやねえ(@miya_nee3)です。

 

2018年12月8〜9日の二日間、那覇市で「LEAP DAY 2018」が開催されました。県庁北口交差点周辺、琉球新報ホールと沖縄銀行ホールを会場に、パレットくもじ1階広場で野外イベントを行い、まーさんマルシェも同時開催。

「LEAP DAY 2018」のテーマは、「Create the future 〜覚醒〜」

「参加者の心を覚醒させるイノベーションの祭典」として、ソーシャルインパクトと人財育成の2軸で、国内外の起業家・投資家・イノベーターなどがトークセッション。沖縄からイノベーションを発信しようと、大規模な構想のもと今年は初めて2日間で開催されたのです。

 

「LEAP DAY」のことを語るには、2008年からスタートした沖縄の学生を育成するプロジェクト「Ryukuyufrogs」の話へと繋がっていきます。この「Ryukuyufrogs」の集大成として、2013年からスタートしたイベントが「LEAP DAY」だからです。

まずは「Ryukyufrogs」の活動と歴史から紐解いていきます。

 

沖縄の学生を育成するプロジェクト「Ryukyufrogs」の活動について

RyukyufrogsRyukyufrogs https://www.ryukyu-frogs.com/

 

2018年、今年で10年目を迎えた「Ryukyufrogs(リュウキュウフロッグス)」は、沖縄の学生を育成するプログラム。もともとは沖縄のIT企業「株式会社レキサス」が運営しており、当時、レキサスの人事部で執行役員だった山崎 暁さんらメンバーがプロジェクトごと独立して、2017年9月に株式会社frogsを設立した。

毎年5月から説明会が始まり、一次選考と最終選考を経て、約10名の学生たちが選抜される。夏休み期間の8月には、10日間のシリコンバレー研修が待ち構えている、盛大かつチカラを入れた育成プロジェクトだ。選び抜かれた学生たちが一連のプロセスの過程を学ぶことで、将来的に自分の学びに繋がる思考力や発想力を学ぶ場を提供している。

 

今となっては「Ryukyufrogs」の活動に賛同する起業家や投資家が増えてたものの、2008年の開始当初は、反対意見もあったらしい。コツコツと実直に活動して、その活動記録をネット上や表に出していくことで「こういうことだったのか…」と10年間かけて理解者と応援者が増えていき、現在に至っている。

10年間の歴史を物語るスポンサーの数々。大企業の社名がズラリと並ぶ。

応募資格は、沖縄在住の中学生から大学生まで。

2018年度は、5月から募集をスタートした。石垣島や宮古島でも説明会を行い、沖縄本島では沖縄国際大学で説明会を開催。単なる説明会だけでなく、「○○×テクノロジー」をテーマにしたワークショップを体験する時間も設けられている。

6月から石垣島、宮古島、沖縄本島の各地で一次選考会が始まり、約20名に絞り込む。その後、1泊2日の最終選考会に臨み、約10名の学生が選抜されるのだ。7月から事前研修が始まり、8月の夏休み期間に10日間のシリコンバレー研修へ。

 

 

社会課題をテクノロジーのチカラで解決するサービスを約半年間かけて企画・制作して、「LEAP DAY」の会場を成果発表の場として設けている。

 

参加した学生たちの中には、4期生までは情報工学系の学生が多かったが、5期生以降になると文系の学生たちも混ざり、文系と理系の学生がコラボレーションして課題に臨むなど、毎回、さまざまな化学反応が起こっているそうだ。またこのプログラムを経験後、学生たちは、いろいろな方向に歩み出していた。

学びにスイッチが入ると「学びたい」という意欲が高まり、自分のやりたいことを叶えるために進学先や就職先を選定するようになる。東京の著名な大学を選んで進学する学生、学生のうちに起業する者、そして海外の企業で働く者まで現れた。

 

「未来を変えるためには、人を変えていく必要がある」

自分の意見を言えずに周囲に流されてしまい、疑問を感じてもそれを話せる環境がないこともある。過去の従来のやり方に流されないような人材を育てるために、自分から一歩踏み込んでリアクションを起こしていく学生たちの背中を押して、思考と言動の癖を身に着けてもらう。

将来社会に出た時、活躍できる学生たちを育成することを目的にしたプログラムを組み込んでいるようだ。

 

以前、fm那覇のラジオ番組「みやねえのWebuzz!!」でもトークしてもらったので、シリコンバレー研修の詳細など、気になる人は聞いてみてほしい。

那覇の中心地を巻き込んで開催された「LEAP DAY 2018」

LEAP DAY 2018|Ryukyufrogs2018年12月8日・9日の2日間、那覇市で開催された「LEAP DAY 2018」は、Ryukyufrogsの集大成として、frogs10期生が今までの成果を発表できる場も兼ねていた。

「LEAP DAY 2018」のテーマは「Create the future 〜覚醒〜」

「参加者の心を覚醒させるイノベーションの祭典」として、ソーシャルインパクトと人財育成の2軸で、国内外の起業家・投資家・イノベーターなどがトークセッション。沖縄からイノベーションを発信しようと、大規模な構想のもと、今年初めて2日間で開催された。

この「LEAP DAY」には、果てしなく壮大な構想もあるようだ。それは、将来的に街中を巻き込んだイベントに発展させていくこと。

アメリカのテキサス州で毎年開催される「テクノロジー×音楽×映画」をテーマにした最先端テクノロジーの祭典「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)」を目指すようなカタチで、沖縄県那覇市の街中を巻き込んだイベントを開催する、というものだ。

 

単なるスタートアップ系のイベントではなく、「もっと沖縄を良くしていこう!」と、食や音楽や複数のチャネルの人たちが集まるイベントに成長させていきたいと、その先駆け的な試みとして「LAEP  DAY 2018」が開催され、那覇の県庁北口交差点周辺の3つ会場を行き来しながら楽しめるイベントとなった。

琉球新報ホールと沖縄銀行ホールをトークセッション会場に、パレットくもじ1階広場で野外イベントを行い、まーさんマルシェも同時開催された。

 

琉球新報ホールと沖縄銀行ホールの2会場で同時に別のトークセッションが行われるため、どちらを観るべきかが悩みどころだ。私は、12月9日(日)の1日だけ、主にA会場(琉球新報ホール)で観覧していた。

各セッションのテーマの通り、さまざまな側面から深くて暖かくて、たまに意表を突いた話が語られていく。A会場でのトークセッションは、ところどころでこのようなキーワードが語られていた。

「テクノロジー」「イノベーション」

「同調圧力」「生きづらさ」「自己肯定感」

「海外」「自由」「個性」「起業」「世界」

 

未来の希望を象徴するような言葉から現代の生きづらさを表現する言葉まで、さまざまな愛と優しさのある言葉が若者に向けて語られた。ときには喝にも似た熱い言葉が飛び交い、まるで登壇者自身が過去の自分に向けて発言しているかのように。

「若いうちに知っておいてほしい」と登壇者たちが口々に話す。経験者の話にはそれなりの重みがある。どのトークセッションも10代の若者に聞いてほしいトークだと感じた。

そして次の瞬間、「これは。もしかすると大人たちにこそ聞いてもらうべきトークだったのかもしれない…」と思った。

 

10代の学生が自分のやりたいこと、好きなことを行動に起こすためには、それを理解して応援してくれる親や大人たちの存在が必要不可欠だと思う。学生たちが自ら行動しようとも、親や大人に反対されたら動きようがなくなり、若者の未来の可能性が閉ざされてしまうこともあるからだ。

 

「やりたいことはあるのか」

「好きなことはあるのか」

「なぜそれをやりたいと思ったのか」

「なぜ行動しようと決断したのか」

「なぜ学生で起業するのか」

「なぜ東京に出たいのか」

「なぜ海外を目指すのか」

 

子供たちが自らやりたいと思った動機や理由に耳を傾け、応援できる大人たちが増えていけば、現代の生きづらさから開放される若者も現れるかもしれない。自信を持って行動できる若者が増えていけば、その先により良い未来が築けるのではないか。

今回のトークセッションを聞いていて、若者の可能性を潰さずに見守ってあげることこそが大人たちの役目ではないのかとも感じた。むむむ。難しい問題ではあるが、チャレンジできる場はやはりあったほうがいい。

Twitterのハッシュタグ「#leapday2018」で当日の様子が詳しくツイートされているので、参考にしてほしい。

 

12月9日(日)初回のトークセッション。沖縄出身のグラフィックレポーターことみさん(@sonecco_bot)がイベントレポートを公開している。

「スペシャルゲストトークセッション:『型破りに生きる』 〜同調圧力、普通を強いる中で生き抜く〜」

[登壇者]
株式会社ウィズグループ代表取締役/奥田浩美
日本マイクロソフト株式会社業務執行役員/澤円
勝屋久事務所 代表/勝屋久
モデレーター/山崎暁

 

そして、Ryukyufrogs10期生のプレゼンが始まった。チームごとに企画・制作したプロダクトを英語でプレゼンするのだ。

LEAP DAY 2018|Ryukyufrogs

LEAP DAY 2018|Ryukyufrogs|まごころポスト

この津覇くんチームが企画・制作したプロダクト「まごころポスト」が起業家・投資家から絶賛された。中には、批評しながら号泣する起業家まで現れ、会場がゆるやかな笑顔と温かいムードに包まれた。おじいちゃん、おばあちゃんが幸せになるサービスにほっこり。おっと!もしかすると「まご(=孫?)ころポスト」という語呂合わせなのか?

クラウドファンディングのCAMPFIREで支援を募り、このプロジェクトの開始日をイベント当日にぶつけてきたのだ。さすがに「これは大人の入れ知恵やろ?」なんて不粋な想像をしてしまったが…。(どうもすみません…)頑張ってほしいですね。

次は、総務省発の「起業家甲子園」沖縄大会を勝ち抜いて全国大会に出場するそうだ。まだまだ「まごころポスト」の快進撃は続く。

 

1月12日まで支援を募っているので、ぜひ応援してあげてほしい。

 

LEAP DAYのアンバサダーを努める宮古島の「リアルまもるくん」にも会えた嬉しみが計り知れない。

 

 

そして、本日!!!

12月25日・26日の2日間。

沖縄のテレビ局「琉球朝日(QAB)」にて18時30分から「Ryukyufrogsの特別番組」が放送される。先ほどこのTwittreの投稿に気付いて、急遽ブログを更新することにした(クリスマス・イブの夜だけどね…)

Ryukyufrogsに興味のある学生の皆さん、ぜひご覧くださいね!

 

2019年のトレンド予測に選ばれた「デュアルライフ(二拠点居住)」な二拠点生活フリーライター・編集者みやねえ(@miya_nee3)でした。それでは、また!!

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沖縄のライター・編集者チーム「OKINAWA GRIT」の代表を努めています。
2019年9月、「OKINAWA GRIT .LLC」として法人化しました。私どもにお手伝いできることがあれば、お気軽にご相談ください。

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この記事を書いたライター

みやねえ(miya-nee)
沖縄を拠点に活動する、二拠点生活フリーライター・編集者。Webメディアの運営など。沖縄のライターコミュニティ「OKINAWA GRIT」代表。2015年からWebライティング「みやねえ講座」を運営。[職歴]ツアーコンダクター➡HTMLコーダー/Webディレクター➡フリーランス➡フリーライター/複数の新規立ち上げメディアに参画➡Webメディア編集長/ライター講座の講師など。