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沖縄在住フリーライター・編集者 みやねえ

【書評】30万部突破!現代を生き抜く能力「多動力」が必要な訳(著者:堀江貴文)

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【書評】30万部突破!現代を生き抜く能力「多動力」が必要な訳(著者:堀江貴文)

「多動」といえば、落ち着きなく常に動き回りる状態のことを表しますが、その「多動」をパワーに変換した「多動力」こそが、今もっとも重要な能力だと、東洋経済オンラインのWeb記事で堀江貴文氏が語っていた。

この記事が公開されたのは、2017年5月29日。株式会社幻冬舎が出版したホリエモンこと、堀江貴文氏の著書「多動力」の発売日後にぶつけている。

沖縄在住フリーライター・みやねえ(@miya_nee)です。ふと書籍の正式な発売日を調べてみたら、日付が媒体ごとに違うのが面白かった。

書籍には、5月30日第一刷。
幻冬舎のサイトには、発売日5月29日。
Amazonでは、発売日5月27日。
iBookでは、発売日5月26日。

5月25日に店頭販売を開始した書店もあるようだ。この箕輪さんという方は、幻冬舎の編集者であり、連発して著名人の著書をヒットさせている。CAMPFIREのファンクラブで箕輪編集室を運営し、YouTubeでみのわチャンネルを開設していたYouTuber(?)…でもある。

幻冬舎といえば、社長の見城徹さんが超有名人。

毎月、最終日曜日の夜22時から、AbemaTVで「徹の部屋」を連載中で、堀江貴文さん×藤田晋さん(サイバーエージェント代表取締役社長)の回は、ぶっ飛びなトークが炸裂していて面白かったし、堀江さんと藤田さんが学生時代に出会った話が出てきて、「へえええええー」と普通に驚いた。

AbemaTVの番組内で藤田晋さんが堀江貴文さんのことを「当時(学生時代)の彼は、オタクだった」と述べており、ネット検索中に24歳の堀江さんの写真を発見して「堀江さん、こんな髪型だったのか……」と思ったら感慨深かった。

 

現在、堀江貴文さんのTwitterは、フォロワー300万人超え。飛ぶ鳥を落とす勢いどころか、内閣総理大臣の安倍晋三氏がフォロワー80万超えであるから、堀江貴文さんのSNSでの発信力は日本国内で爆発的な威力を持っているといえる。

ちなみに、日本人のTwitterフォロワー数ランキングではベスト10入り。なんと1位はお笑い芸人の有吉弘行さんらしい。

2017年11月、重版が決定し、25万部を突破した「多動力」の勢いはまだまだ止まらないだろう。

【追記】2018.3.1
2018年3月現在、30万部を突破している。

 

これは真似したい!「多動力」を有益に活用すべき、5つのポイント

堀江貴文|多動力
サクッと時短で読めるものの、斬新・驚愕・感嘆な内容にホリエモン節が炸裂している。

多くの気付きとブッ飛びすぎる話には、一般人では到底真似できそうにない内容も含まれているが、その中から、これは真似したいなと思えたポイントを5つだけピックアップしてみた。

第一章のタイトルはこんな言葉で始まる。

「一つの仕事をコツコツとやる時代は終わった」

 

この言葉を見ただけでもビビる。

多くの含みを持たせた言葉だが、定年退職まで安定した給料と職場を確保できたのは、ひと昔前の話だ。書籍の書き出し「はじめに」の中に、今の時代を象徴するような説得力のある言葉が綴られていた。

かつてない時代に求められるのは、各業界を軽やかに越えていく「越境者」だ。そして、「越境者」に最も必要な能力が、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる「多動力」なのだ。

 

仕事術と自己啓発の2つの視点に絞り、

「多動力」の書評を書いてみたい思う。

 

1. 仕事術「三つの肩書をもてばあなたの価値は1万倍になる」

多動力|三つの肩書をもてばあなたの価値は1万倍になる
誰にでもできる仕事ではなく、貴重なスキルを持つことで自分の価値が上がり、給料も上げていける。ここで堀江貴文さんは、「一つのことに1万時間取り組めば、誰でも『100人に1人』の人材になれる」と提唱している。要約すると、3つの分野で100人に1人の人材となれば、結果、1万人に1人の貴重な逸材になれるというのだ。

3つの肩書を持つことは、全てが中途半端な印象を持たれることもあるが、各分野に1万時間ずつを費やせば、高度で貴重なスキルになるし、専門性の高い3つの肩書を掛け合わせれば、唯一無二の存在にもなれるのだ。

一つの肩書きに捕われ続けるよりも、複数の肩書きを掛け合わせて自分の価値を上げていくことが現代においての大切な資質であり、スラッシュキャリアを身につける重要性を再確認できる内容だった。

 

現に私も、フリーライター、フリー編集者、ラジオパーソナリティ……など、いくつかの肩書きを名乗っていて、「写真が撮れるライター」や時には「おもしろい企画が立てられるライター」で仕事の依頼が来ることもある。自分でも実感している分、納得すぎる内容だった。

但し、1つの肩書きを全うすることに疑問視するものではない。その1つのスキルを他者と比較すらできないほど自分のベネフィットとして突き抜けさせ、提供していける人ほど強いものはない。

どちらにしろ、スキルを磨く時間や労力は必要なので、自分のやりたいことや好きなことがあるなら、ガンガン突き進んでいくしかない。

多動力のTO DO リスト各項目のラストには、TO DOリストが掲載されており、読者が実践しやすいよう課題を提示している。

2. 仕事術「すべての仕事はスマホでできる」

多動力|堀江貴文この話は、とにかく衝撃だった。確かに、いちいちパソコンを開くよりもサクッとスマホで作業できたら、ほんの数分の隙間時間でも作業が進む。スキマ時間を蓄積したら大量の時間に換算できるので、ひとつ仕事が完了しててもおかしくない話だ。

私のようなフリーライターの場合、やり方次第で1本分の原稿が書けてしまうだろう。原稿まではいかずとも、メモ書きや箇条書きなど、記事の構成を固めておくくらなら朝飯前だ。

 

「ほぼ100%、スマホで仕事ができる」

そう断言する堀江貴文さんは、スポーツジムの時間もスマホ片手に仕事をしているらしい。何かの待ち時間や移動時間、ひとりでいる時間なら、誰にでも活用できる。

打合せはSkype。
買い物ならAmazon。
チャットでコミュニケーション。

時間の有効活用も考慮して、スマホを使い倒すのは、将来当たり前のスキルになっていく。デジタルネイティブ世代が直感でスマホを使いこなすのは生活習慣の一部の現れでもあり、ワークライフの中でスマホを活用することで誰でも慣習化していけるし、クラウド化によるパソコンとスマホアプリの同期や互換性を理解でき、IT機器のリテラシーが身につくだろう。

 

もちろんデメリットもある。対面でのコミュニケーションが減少すれば、一種のノイズが減る分、孤独を感じる人は増え続けていくだろうし、リアルのコミュニケーションを邪険にすると、また違った時間の無駄やミスを促進することにも繫がるので、環境や状況によって自分なりの切り分けやメリハリをつける必要がある。

沖縄だと、車移動の時間が長く、この時間をどうにか有効活用できないかと考えあぐねている。現在は、インタビューの音声を聞いたり、音声出力で文章化してみたり、いくつか試しながら有益な方法を探っている。

3.仕事術「なぜ、デキる人は『質問力』が高いのか」

多動力|なぜ、デキる人は『質問力』が高いのかこの話は、もうもうもうもう……もろに目から鱗だった。私の中では、1番ヒットした仕事術であり、深いため息混じりに心の中で「なるほどー!」が連発した。リアルのコミュニケーションならまだいいが、チャットやメールで事務連絡をする機会が増えた現代では、ありがちな質疑応答のトラブルである。

 

1. FAQレベルの愚問を何度も聞いてくる
2. 論点がごちゃ混ぜになっている
3. 前提条件がはっきりしない
4. 不要な情報をダラダラと説明する
5. 答えてほしい内容がすでに決まってる

 

本書では、上記の内容を詳しく説明しており、自戒を込めて「なるほど納得!」の大切な解説がされていた。この質問力を上げることで、お互いにイライラせずにコミュニケーションを取れるだろうし、なおかつ話がスムーズだと、すこぶる気持ちがいい。

健やかに質疑応答をできるだけで、職場環境の改善に繫がるのではないかと思い、これは気をつけなければ!と痛感した内容だった。

4. 自己啓発系「まずは、一つのことにサルのようにハマれ」

多動力|まずは、一つのことにサルのようにハマれサルのようにハマる……か。くっそ名言だなと思った。しかも、ハマるのは、「まずは、一つのことに」だけ。日本の「バランス教育」をなじりながら、解説している昭和的なモデルケースを読んでいると、確かに!と納得せざるを得ない。

そして、このような名言を掲載している。

 

何か一つのことを根っこまで掘り下げれば、そのジャンルの真髄がわかり、どんなことにだって応用できるようになれるのだ。

 

ハマればハマるほど、奥深い知識やハウツーを吸収でき、最終的に自分には合ってるのか、合ってないのかを判断できるというもの。とことんハマって何かを追求する行為は、将来的に役立つ知識に変換されて自分にとって無駄なことなど何ひとつない。

だから、ハマれることがあるのは、素敵な人生なんだと思う。

5. 自己啓発系「おかしなヤツとは距離を取る」

多動力|おかしなヤツとは距離を取るここでは「他人の時間を奪う人」について書かれており、とにかく多忙な人や著名人にありがちな不快感を覚える場面だろう。1分1秒を争うといっても過言ではない忙しさで多動力を発揮している人たちにとっては、有限な時間は自分の財産なのだ。

有名無名に関係なく「他人の時間を奪う人」問題は、わりと身近で起こりうる話だと思うので、忙しい時や気が乗らない時は、断る勇気も必要だろう。

 

時間を奪ってしまう側に立つ場合、個人的には一か八か戦法を勃発する時もあるので、一度はチャレンジしてみるのもアリだと思っている。しかし、万が一、相手にされなかったとしても、そこは恨みっこなし。これが、多忙な人に連絡を取る際の最低限必要な条件であり、そこは履き違えてはならない。

TimeTicketタイムバンクなど、個人の時間を売るWebサービスもある中、今一度、この要件は相手にとってもメリットがあるのかを考えてみる必要がある。

いきなり連絡を取るよりは、何度か顔を合わせて信頼を得た上で連絡すると成功率が上がる場合もあるが、こればかりはケースバイケースなのでやってみないとわからない。下調べや要点をまとめてから連絡するなど、ある程度の知識や誠意を持って当たるしかない。

最後に

ホリエモンこと、堀江貴文さんの「多動力」を読み、もっとも強く感じたのは、だいぶブッ飛んだ内容であること。しかし「多動力、アリだな。だいぶアリだな」と、5年後や10年後をイメージして時代や仕組みを先取りして動き続けることの重要性を身に沁みて感じた。

リアルのコミュニケーションも大事にしていきたいので、コツコツとひとつずつクリアして周囲の信頼を獲得し、自分の価値を少しずつ高めていくしかないのだな、とも確信した。

 

今、やりたいことが見つからない人。

今、やりたいことがあっても踏み出せない人。

今、仕事が上手くいってない人。

 

この本を読んだら、ホリエモンの喝のような言葉に引っ張られて、明日から軽やかに動き出せるかもしれない。

 

人生、一か八か。

やるか、やらないか。

動くか、動かないか。

そのどちらかしかないのだ。

自分の未来は、自分の手で掴み取ろう。

 

発売から7カ月を経過して、初の書評を書いてみた。

2017年12月15日に新著「グルメ多動力」が、ぴあ株式会社から発刊されていたので、これも読まねばならない……と思い、どなたか、本の感想をレビューしていたら教えてください。

 

沖縄を拠点に活動するフリーライター・みやねえ(@miya_nee)でした。2018年度は、地方の取材・執筆のご依頼もお待ちしています。

それでは、また!!

 

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