ツアコン時代に慣れ親しんだ那覇空港。3日に一度は訪れた場所だけに、当時は那覇空港ターミナル全体を熟知していた記憶があります。
2012年10月から那覇空港のLCC専用ターミナル、2014年2月に立派な新国際線ターミナルがオープンし、一時期は那覇空港が3つのターミナルに分かれて、出発30分前ギリに空港へ到着すると、ターミナルが違う!なんてことも発生していたようです。特に少し離れたLCC専用ターミナルのオープン時は、少し混乱していましたね。
そして、2022年現在。
那覇空港の国内線と国際線は建物同士が繋がり、LCC専用ターミナル閉鎖。すべて同じターミナルに統合されました。一つの建物にすべての航空会社がまとまり、「那覇空港」にさえ着けば、あとは館内を横に、上に移動するのみです。
沖縄を拠点に活動するライター・編集者 みやねえ( @miya_nee )です。
月に一度、東京・埼玉に行くため、月イチで那覇空港から羽田へひとっ飛び。航空会社の選定は毎回異なり、純粋に料金比較、発着の時間帯、機内サービスのメリット、マイルがつくか。その都度、検討材料が変わり、今はJALカードとANAカード(交通系ICカード用)を所持しています。
一時期は那覇⇔成田便のLCCも利用したけれど、現在は格安のソラシドエアとスカイマークが便利に感じ、しかも羽田発着!期間限定セールや1ヶ月前に航空券を購入するなど、那覇⇔羽田の片道が軽く1万円を切っていたり(時期によって片道7000円前後〜)。今では成田空港に向かうLCCを利用する機会がなくなりました。
しかし、LCCは地域によって利用価値が高く、成田空港⇔石垣の直行便を飛ばすPeachなら、セールで片道5,000円前後という破格の値段。Jetstarであれば、北海道の新千歳空港⇔那覇空港の直行便が飛び、時期により片道1万円強。こちらも破格ですよね。出発地によって、利用すべき航空会社が変わります。
各航空会社のセール情報は、会員登録すればメルマガが届くし、公式SNSをフォローするよりは確実に情報を入手できる。メールなら見逃さないですからね。
<那覇空港発着|国内線の航空会社>
・日本航空(JAL、JTA、RAC)
・全日空(ANA)
・スカイマーク(SKYMARK)
・ソラシドエア(Solaseed Air)
・ビーチ(Peach)
・ジェットスター(Jeatstar)
東京便だと、PeachとJeatstarは成田空港発着。それ以外は羽田空港発着です。
那覇空港では各社とも自動チェックイン機を導入しました。
JAL、ANA、ソラシドエアの3社は、チケット購入時、事前に座席指定を済ませると、空港でチェックイン不要。保安検査場を通過して搭乗口まで直接進めます。但し、予約の2次元バーコードをスマホで表示したり、搭乗券の代わりに提示するものが必要です。搭乗までの流れを事前に理解しておきましょう。
今記事は、那覇空港発着に関する国内線の各航空会社のことと、飛行機に関わる那覇空港の館内施設について、ウンチクを織り交ぜながら説明します。だいぶ長いため、必要な情報だけをピックアップしてください。
目次はこちら
飛行時間が長い!少し特殊な「羽田⇔那覇」便
国内で最も長時間飛行するのは、北海道⇔沖縄便です。調べたところ、沖縄と北海道をつなぐ直行便は、那覇空港⇔新千歳空港のみ、Peachだけがヒットしました(2022年6月現在)。
東京⇔沖縄間であれば、羽田発着と成田発着が運行し、往復の飛行時間は異なります。ジェット気流の関係により、那覇空港の到着便は2時間45分前後、那覇空港の出発便が2時間30分前後。ジェット気流に乗り北上ルートをたどる沖縄出発便は、飛行時間が短縮します。(と、ツアコン時代に教わった)
どちらにしろ、軽く2時間超えの羽田⇔那覇便。映画が1本観れてしまうわけです。ライターなら原稿を1本書き終えてしまう。(あっ。本業がライターなもので…)
2時間30分以上の飛行時間をどのように使うか。どう楽しんで、どう休憩するか。そして、どのように仕事を捗らせるか。いや、ビール飲んじゃおうとか。お子様連れだと気が気じゃないでしょうし、疲労困憊なら熟睡タイムだし、でも機内サービスのドリンク配布時は目覚めて受け取り、必ず味わいましょう。
那覇⇔羽田の飛行時間150分以上「何して過ごす?」
自分の経験からお話すると、ツアコン時代はひたすら爆睡してました。離陸時に記憶がなく、着陸時のガタン…ゴロゴロ…という振動で目が覚める。えっ、もう2時間30分経過してる? 本人にとっては一瞬の出来事。トイレに立たず、ドリンク飲めず、もう着いちゃった! 意味がわからず、ブルブルブル……(心が震える音)動揺しましたね。
僕は常々思ってるんですが…(久能整風)航空券を予約するときから旅の醍醐味が始まっていると。
座席指定にしろ、機材の種類にしても、知識が増える選ぶ視点が変わります。眺めでいえば、那覇行きなら右側に富士山が見えて、那覇発なら富士山は左側です。夜便は景色が見えないけれど、離着陸時に夜景を楽しめます。
景色を眺めるなら、中央の翼がかぶる席を除いて前方か後方がベスト。スペシャルなシートが前方を占める機材だと、前方座席は指定できません。非常口付近と前にシートがない座席は、足元(前方椅子の下)に荷物をおけず、後ろに壁がある座席(トイレ付近)では、シートを後ろに倒せません。
<ここで余談です>
以前、機内でスマホを充電したまま席を立ち、コードに絡まりました。シートベルトを締めたまま、トイレに立とうとしてズッコけたり(気分が)、これは何気に恥ずかしい。(ちょっと休憩。息切れが…)
自分が体験してわかったことは、座席の指定から旅は始まっている。
2時間超えのフライトなら、快適に過ごせる座席のほうが心地よし。人によって心地よさの基準は違うと思うので、航空券の予約も含めて、旅行を楽しむアンテナを広く深く、解像度を上げていろいろお試しください。
機内での過ごし方|入門編
・シートベルトを締め忘れたまま、座席の前ポケットを見始める
→なぜか、そわそわしている
・パーソナルモニターを見てテンション上がる
→離陸直後にモニターをタッチしまくる
・上空から写真を撮りたくても撮れない
→だって座席が通路側なんだもの
・後ろの人と窓を共有してる席だと、眩しっ!と思ってもシェードを下ろす勇気がない
→今景色見てるんだわ!と後ろの人の心の声が聞こえる
・途中、睡魔に襲われても決して機内では寝ない
→もったいなくて眠れない
・食事を持ち込み、機内で食べることに躊躇する
→国際線なら全員機内でご飯を食べるんや
・小袋のお菓子を持ち込み、パンパンの袋を見て驚く
→なかなか開けられない袋と格闘する
・ライトをつけるつもりが、CAさんを呼び出してしまった
→ミスを誤魔化すためにドリンク注文
機内での過ごし方|玄人編
・離陸前に前ポケットに機内で使うものを全てセット
→容量のいい自分に酔いしれる
・PCを取り出し、音楽を聴きながら仕事する
→小慣れてる感を出してる自分に酔いしれる
・おもむろにタブレットを取り出し、動画を見始める
→たまに笑い声が出て周囲を見回し照れる
・ドリンク配布とともにご飯を食べ始める
→CAさん、おしぼりくれる
・食後のデザートは自前。自宅にいるような寛ぎ感
→CAさん、コーヒーをもらう
・富士山が見えるタイミングを把握している
→富士山が見える座席を指定済み
・機内が揺れても動じず、ひたすら眠り続ける
→家の布団で寝てるかと思った……
・機内エンタメの映画を離陸前から視聴する
→これとても大事なのよね
ANAとJALでは機内エンタメとして「映画やドラマ」を上映し、この映画がわりと新しい。先々月まで映画館で上映されていた映画や人気のドラマを観れるんです。但し、1点だけご注意ください。ANAやJALで航空券を予約するとき、必ず機材をチェックしてください。
全席モニター付きか、ここが重要です。
そして搭乗当日。飛行機がゆっくりと滑走路に滑り出したら、すぐさま視聴を開始するのです。2時間30分のフライトで、2時間15分の映画を観る。これがどういうことか?
ここぞというラストシーン。来るか来るか、感動のラスト!!! それを目前に「本日はご搭乗ありがとうございました」とCAさんのアナウンス。同時に画面が動かなくなり、結末が気になったまま、飛行機を後にするのです(2度経験した者より)。離着陸時や緊急脱出の説明アナウンスが入ると、映像は一時停止するため、フライトよりも映画の時間が短くても侮ってはいけません。
しかも通常なら「予定よりも早めに到着します」という嬉しいアナウンスが、やばいやばい……。と焦りに変わり、途中少しだけ早送り。何気に毎回ドキドキしてます。映画の視点から観る各航空会社の楽しみ方、なんて記事が書けそうですよ。
<ここで余談です>
先日、機材変更により、モニターがない機材に便振りされたときは悲しくて、急遽、読書に切り替えました。航空券を予約する際は「座席指定」と「機材チェック」を忘れずに。映画フリークとしては、機内エンタメの内容によって航空会社を選定する。なんて視点もあったりします。
那覇空港の国内線ターミナルについて
2022年現在、那覇空港の国内線はJAL、ANA、スカイマーク、ソラシドエアのほか、格安航空会社(LCC)のジェットスターとピーチの計6つの航空会社が運行しています。那覇空港は横長に広がり、国内線と国際線が通路で繋がっていて、移動しやすく、わかりやすい空港だと思います。
到着時は、1階の到着ロビーを外に出ると、タクシーとバスのりば。レンタカー会社の送迎場所は1レーン奥の道路です。2階からモノレールに連絡し、立体駐車場に通じてます。
出発時は、3階の出発ロビーに航空会社のチェックインカウンターがあり、2階に売店と軽食屋、3〜4階がレストラン街です。
那覇空港 国内線ターミナル
1階:到着ロビー、バスのりばとタクシー
2階:出発ロビーと保安検査場、売店街、モノレール連絡通路
3階:チェックインカウンター、レストラン街
4階:レストラン街
国内線ターミナルの3階が、航空会社のチェックインカウンターです。
滑走路に(道路から)向かって、左側がJAL、右側がANAとソラシドエア。Jetstarは左端(JALのさらに奥)。スカイマークとPeachは、国内線と国際線の間(ANAのさらに右奥)にカウンターがあり、各航空会社とも自動チェックインに対応し、ANAとJALだけ自動手荷物預け機を導入してます。
▷ 那覇空港のフロアマップ(階を選択)
https://www.naha-airport.co.jp/spend/map/
【搭乗前や手荷物】那覇空港を発着する国内線の航空会社
2022年現在。那覇空港発着の国内線は、6つの航空会社が運行しています。
● 全日空(ANA)
● 日本航空(JAL)
● スカイマーク(SKYMARK)ANA側の奥
● ジェットスター(Jetstar)JAL側の奥
● ソラシドエア(Solaseed Air)ANA側
● ピーチ(Peach)ANA側の奥
那覇発着の離島便として、日本トランスオーシャン(JTA)、琉球エアーコミューター(RAC)も運行しています。
しかし、航空会社ごとにカウンターの場所や搭乗手続きは異なります。
・搭乗手続き
・手荷物預け
・機内持ち込み手荷物
・機内サービスなど
各航空会社について重要な情報だけ、ピックアップしました。さらに詳しい情報を知りたい方は、航空会社の公式ページをご覧ください。
全日空 – ANA「ビーフコンソメスープがおいしい」
誰もが認める日本最先端の航空会社。ANA BAGGAGE DROP(自動手荷物預け機)に素早く着手したスピードが素晴らしかった。2015年の施行当時、羽田空港第2ターミナルの2階出発ロビーで「ひえええー!荷物を自動で預けるなんて」と神のような仕事っぷりに驚き、初対面の機械を前に恐る恐る操作した結果、ドキドキわくわく、何これ楽しい〜!
ANAってすごい!と好奇心が増幅した覚えがあります。交通系ICカードのオートチャージができると聞いて、ANAカードを入手。マイレージも移行しました。
ANAのグレードアップシート「プラミアムクラス」いいですね(まだ利用したことはない)。高めの料金設定ですが、荷物預け40kgまで、空港内のANA LOUNGEを1名無料で利用可。航空機の機種によって異なるリクライニングシートは、国際線のビジネスクラス級の豪華さ。しかも食事や特別ドリンク(ワインや日本酒、スパークリング)まで提供されるようです。
これ、いつか乗りたいよ。
ANAの国内線は、Webでチケット購入時に「スキップサービス」を選択すると、空港でチェックイン不要。搭乗口までそのまま進めます。しかし、荷物を預ける場合は、ANAの手荷物カウンターで預ける必要があります(空港によっては、自動手荷物預け機にて)。
搭乗券の替わりに提示するもの(スマホ画面や印刷したもの、マイレージカードなど)が必要になるため、スマホの充電はしっかりと。チェックインカウンターは、那覇空港3階出発ロビーの右側です( ANAカウンターのMAP )。
個人的には、ANAオリジナルのビーフコンソメスープが好きです。
チェックインと荷物預けについて
● Webチェクイン:航空券予約時に「スキップ」を選択
● スキップ利用:出発時刻の20分前までに、保安検査場を通過
● 空港チェクイン|荷物預けの受付
出発時刻の20分前までに、保安検査場を通過する(ここが締め切り時刻)。空港の大きさや混雑具合によっては、40分〜1時間前に「チェックイン」や「荷物預け」を終わらせておく必要があります(個人的観測)
● 荷物預けの条件:重さ20kgまで(個数制限なし)、3辺の合計が203cm以内
● 機内持ち込み手荷物:10kg以内、身の回り品1個+手荷物1個
▷搭乗手続きの流れ(3つの方法)
▷ANA国内線「スキップサービス」利用方法
▷自動チェックイン機の操作方法
▷預ける荷物について
▷機内持ち込み手荷物について
国内線の機内サービス
● 無料Wi-Fi
● ドリンクサービス
▷機内サービス(ドリンク)
▷機内エンタメについて
▷機内Wi-Fiについて
詳しくは ANAのオフィシャルサイト で確認してください。
▷グレードアップ「プラミアムクラス」
▷ANA国内線|運航状況のご案内
日本航空 – JAL「スカイタイムが癖になる」
随分前の写真だけれど。国内線の中でも飛行時間が長い沖縄便。ここで威力を発揮するのが、追加料金1,000円で利用できる「クラスJ」です。クラスJのシートは、レッグレスト付きリクライニングシート。足元まで伸ばせて爆睡するには好都合です。当日空席があれば、追加1,000円で普通席から変更可能です。
28日前までに予約する「先得」で羽田⇔那覇の片道が10,000円を切ることもあり(便の変更不可)、旅行期間を早めに確定できるならお得にJALを利用できます。
JALのオリジナルドリンク「スカイタイム」がお気に入り。(自分のバイブルのような書籍とともに)
JALの国内線ならWebでチケット購入時に「タッチ&ゴー」を選択すると、フライト当日、自動チェックイン。空港でのチェックイン不要なため、JALカウンターを経由せずに搭乗口まで直接進めます。
しかし、荷物を預ける場合は、JALの手荷物カウンターで預ける必要があります。
年末年始やお盆休み、大型連休で空港が混雑する時期、カウンターに並ばず済む「タッチ&ゴー」が最大の威力を発揮します。しかし、出発口の保安検査場も混雑するため、余裕を持って(最低でも1時間前)空港に到着しましょう。チェックインカウンターは、那覇空港3階出発ロビーの左側です。( JALカウンターのMAP )
チェックインと荷物預けについて
● Webチェクイン:航空券予約時に「タッチ&ゴー」を選択
●タッチ&ゴー利用:出発時刻20分前までに、保安検査場を通過
● 空港チェクイン:出発時刻の30分前まで
● 荷物預けの受付:出発時刻の30分前まで
● 荷物預けの条件:重さ20kgまで(個数制限なし)、50cm×60cm×120cm以内
● 機内持ち込み手荷物:10kg以内、身の回り品1個+手荷物1個
▷空港チェックインについて
▷預ける荷物について
▷機内持ち込み|手荷物について
国内線の機内サービス
●Wi-Fi 無料
●ドリンクサービス
▷機内サービス(ドリンク)
▷機内エンターテイメント
▷機内Wi-Fiについて
▷赤ちゃん、お子様向けサービス
詳しくは JALのオフィシャルサイト で確認してください。
▷JALタッチ&ゴーの登録と搭乗方法
▷運航状況のご案内(国内線)
スカイマーク – SKYMARK「キットカットのサービス」
羽田⇔那覇便をチェックすると、時期によっては5日前でも片道10,000円を切ることもあるスカイマーク。成田でなく羽田空港を利用できる便利さ。コーヒー(路線限定)とキットカットミニの機内サービスがちょっと嬉しい。
一度だけ、追加料金1,000円にて「足のばシート(現在のフォワードシート)」を利用したことがあります。
機内最前列の席で足を伸ばして座れる「フォワードシート」は、無料のコーヒーとは別に無料ドリンク1杯(またはお菓子)のサービス付き。機内の最前列だから前方座席の下に荷物を置けません。私が利用したときはタブレットの貸し出しがあり、オリジナルドラマを全編制覇した記憶があります。現在は、サービス内容にタブレットの貸し出しが掲載されてませんね。
1点だけ不便に感じる点は、Webチェックインができないこと。空港の自動チェックイン機ですぐに手続きできるけれど、空港までの移動時間にWebチェックインができると、なお嬉しい。あとマイルがつきません…(小声)
しかしです。Webチェックイン未対応のため、必ず空港で航空券を発券しますから、手続きがとてもシンプルでわかりやすい。チェックインカウンターは、那覇空港の3階出発ロビーANA側の”右奥”です。( スカイマーク|カウンターのMAP )
チェックインと荷物預けについて
● Webチェクイン:未対応
● 空港チェクイン:出発時刻の20分前まで
● 荷物預けの受付:出発時刻の20分前まで
● 荷物預けの条件:重さ20kgまで(個数制限なし)50cm×60cm×120cm以内
▷自動チェックイン機について
▷荷物預けについて
▷機内持ち込み手荷物について
国内線の機内サービス
● ネスレのホットコーヒーサービス(路線限定)
● キットカットミニのサービス
● お食事やお酒(有料)
詳しくは スカイマークの公式サイト で確認してください。
ソラシドエア – Solaseed Air「熱々のアゴユズスープ」
那覇空港3階のタリーズでモーニングのサンドセットを購入して機内に持ち込むと、豪華な朝食セットが出来上がり。(サンドとケーキは、ソラシドエアの機内食ではありません)
ソラシドエアは格安なイメージがあるものの、実は、LCCではありません。
九州地方の空港を中心に宮崎県の企業が運営し、沖縄路線では東京(羽田)、名古屋、神戸、福岡、宮崎、鹿児島、石垣まで、6つの路線を運行しています。(2022年5月現在)
株主のANAホールディングス(株)の傘下であるANAの支援のもと、ANAと提携してコードシェア便を飛ばしたり、ANAと同じ搭乗システムを利用したり、ANAとの関わりが深い航空会社ですね。
そのため、Webでチケットを購入すると(座席指定まで済ませた方)ANAと同様に「スキップサービス」を利用でき、空港でのチェックイン不要、搭乗口までそのまま進めます。しかし、荷物を預けるときは、カウンターで手続きが必要です。搭乗当日、搭乗券の代わりに提示するものがあり、必ず スキップサービスご利用の流れ を確認してください。
余談ですが、この「スキップサービス」はANAの商標登録なんですね。
那覇空港出発時は、3階出発ロビーのANA側へ行き、ANAの機械で自動チェックインと自動手荷物預けができます。荷物預けの条件もANAと同じく、機内サービスのソフトドリンク無料です。あと「ソラシド スマイルクラブ」に会員登録(無料)するとマイルを貯められます。
チェックインと荷物について
● Webチェクイン:航空券予約時に「スキップ」を選択
● スキップ利用:出発時刻の20分前までに、保安検査場を通過
● 空港チェクイン|荷物預けの受付
出発時刻の20分前までに、保安検査場を通過する(ここが締め切り時刻)。空港の大きさや混雑具合によっては、40分〜1時間前に「チェックイン」や「荷物預け」を終わらせておく必要があります(個人的観測)
● 荷物預けの条件:重さ20kgまで(個数制限なし)、3辺の合計が203cm以内
● 機内持ち込み手荷物:10kg以内、身の回り品1個+手荷物1個、、3辺の和が115cm以内
▷搭乗手続きについて
▷手荷物預けについて
▷機内持込手荷物について
国内線の機内サービス
● ソフトドリンクの機内サービス
▷機内サービスについて
詳しくは ソラシドエアの公式サイト で確認してください。
▷「ソラシド スマイルクラブ」について
▷ソラシドエアの運行状況
ジェットスター – Jetstar「有料だけど、事前に機内食を注文できる」
ジェットスターの搭乗手続きは、那覇空港の3階出発ロビー JAl側の左端(建物の端)です。自動チェックイン機があり、モバイルチェックインを利用すれば、フライト当日、直接搭乗口まで進めます。LCCの場合、機内での軽食、アルコール、ソフトドリンクは全て有料対応です。
公式サイトでは国内線と国際線の情報が入り混じり、少しわかりづらいため、補足していきます。
那覇⇔羽田便が往復1万円切っている!そんな期間もあるLCC。
ジェットスター(Jetstar)の特徴といえば、基本の格安航空券に複数のオプション(有料)を追加できること。荷物預けや座席の種類、座席指定の有無など、航空券のプラン(金額アップ)によって条件が変わり、最終的に片道1万円では収まらないいことも……。
① Starter(荷物預け別料金、座席指定なし)
② フレックスBiz(荷物預け別料金)
③ ちゃっかりPlus(荷物預け10kgまで)
④ しっかりMax(荷物預け30kgまで)
航空券の予約時に、便を選択するとデフォルトで「ちゃっかりPlus」が選択されるため、急にチケット代がアップして驚くかもしれません。この写真の場合ですと、セールで片道4,590円の航空券に「ちゃっかりPlus」が選択されて、各プランの金額が表示されます。
③と④には、500円相当の機内バウチャー(食事や軽食、ドリンクの支払いに使える)がセットされるため、バランスがいい条件でいえば、「ちゃっかりPlus」だと思います。便の変更ができる(差額分は支払う)のも大きいですね。チケットのオプションに関して、詳しい公式ページを発見しました。貼っておきますね。
▷オプションセット「ちゃっかりPlus」、「しっかりMax」、「フレックスBiz」について
ジェットスター|チケットの予約方法
オプションが多く複雑なので、ポイントだけまとめます。(ご存知の方は、飛ばしてください)
航空券の購入はオンラインのほか、ファミリーマート「Famiポート」やローソン「Loppi」、電話予約もできるようです。しかし、電話予約はコールセンター手数料がかかり、1予約 3,000円と書いてある気が…。公式サイトの手数料一覧を貼っておきます。確認してください。
<チケット購入時|手数料発生>
★国内線空港施設使用料:630円(那覇空港240円、成田第3ターミナル390円)
★支払い手数料:クレジット620円、キャリア決済670円
片道1枚の航空券につき、1,300円ほど追加されます。(2022年5月現在)
▷ジェエットスターの「手数料一覧」
ジェットスターの公式サイトで予約したとき、便の選択から支払画面まで長い道のりでしたが、今は視覚的にわかりやすくなってますね。
<チケット予約の流れ>
①発着空港を選択→日付を選択(金額表示)
②フライト検索→フライトを選択(プラン選択)
③受託手荷物、機内持込手荷物の選択
④座席指定
⑤食事、レンタカー、Club Jetstarへの入会
⑥マイアカウント登録、またはログイン
⑦搭乗者情報
⑧支払い方法へ
入力中に気をつけてほしいのが、③受託手荷物+④座席指定の画面です。デフォルトで有料の項目(③20kg:2,090円、④スタンダード:770円)にチェックが入ってます。内容を確認せず進んでいくと、勝手に料金が加算されます。
チェックインと荷物預けについて
● Webチェクイン:出発予定時刻の7日前から、35分前まで(締切)
● 空港でのチェクイン:出発時刻の2時間前〜30分前まで(締切)
● 荷物預けの受付:出発時刻の2時間前〜30分前まで(締切)
● 荷物預けの条件:有料(チケット購入時に支払うとお得)
● 機内持ち込み手荷物:Starterだと7kgまで(大きさ制限あり)
機内サービスについて
● 軽食やお菓子(有料サービス)
● お酒やソフトドリンク(有料サービス)
詳しくは ジェットスターの公式サイト で確認してください。
▷受託手荷物・機内持込手荷物について
▷モバイルチェックインの方法
▷ジェットスターの運行状況
ピーチ – Peach「有料だけど、機内食の種類が豊富みたい」
大阪に本社を置くPeach Aviation株式会社が運営するピーチ。バニラエアと吸収合併してANAの傘下に入り、ビーチとANAのコードシェア便も運行しています。
沖縄路線は現在6路線です。北海道の新千歳空港、仙台空港、中部国際空港(名古屋)、関西国際空港(大阪)、福岡、石垣島に運行しています。
航空券の予約時、3つのプランにわかれ、条件が異なります。
①シンプルピーチ
②バリューピーチ
③プライムピーチ
「プライムピーチ」は座席指定と受託手荷物2個(1個20kg以内)まで無料。「バリューピーチ」は座席指定と受託手荷物1個20kgまで無料。「シンプルピーチ」では座席指定が有料(590円〜)、受託手荷物1個1,800円(20kg以内)、キャンセル不可です。
「プライムピーチ」「バリューピーチ」なら、キャンセル時に払い戻しあり。しかし、現金払いの返金ではなく「ピーチポイント」で返還されます。(2022年5月現在)
<チケット購入時|手数料発生>
★国内線空港施設使用料:630円(那覇空港240円、成田第3ターミナル390円)
★支払い手数料:クレジット600円、キャリア決済600円、コンビニ支払い670円
ピーチ|チケットの予約方法
オンラインで航空券を購入する流れです。(すでにご存知の方は、飛ばしてください)
<チケット予約の流れ>
① 申込者情報
② 座席指定(有料)
③ 受託手荷物(有料)
④ Peachチケットガード(有料)
⑤ Peach旅行保険(有料)
⑥ 旅程表デザイン(フリー)
⑦ お支払い
1枚の航空券につき、支払い手数料が600円(クレジット)かかり、ピーチでは、空港施設使用料(630円)が航空券代に含まれていますね。定期的に期間限定セールが開催されて、アカウント登録すると最新のセール情報が届きます。
チェックインと荷物預けについて
● Webチェクイン:出発予定時刻の7日前から、35分前まで(締切)
● 空港でのチェクイン:出発時刻の2時間前〜30分前まで(締切)
● 荷物預けの受付:出発時刻の2時間前〜30分前まで(締切)
● 荷物預けの条件:有料(チケット購入時に支払うとお得)
● 機内持ち込み手荷物:7kgまで(大きさ制限あり)
▷ご搭乗の流れ
▷荷物預けについて
▷機内持ち込み手荷物について
機内サービスについて
● 食事や軽食の販売(有料)
● お酒やソフトドリンクの販売(有料)
▷機内サービス(機内食、ドリンク、お酒)
詳しくは ピーチの公式サイト で確認してください。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
毎月、那覇空港へ行くならば、食事する機会があるため、そのうち、那覇空港の楽しみ方「グルメ編」の記事をつくりたいと思っています。沖縄を拠点に活動するライター・編集者 みやねえ( @miya_nee )でした。それでは、また!!