沖縄を拠点に活動する二拠点生活フリーライター・編集者みやねえ( @miya_nee )です。2019年9月、沖縄のライター・編集者チーム「OKINAWA GRIT(略して、オキグリ)」を立ち上げました。
Webライター育成講座では、無料で使えるブログのプラットフォーム「note」を活用しています。そのメンバーに向けて、初心者でも簡単に使いこなせる「note活用術」の序章として、元Web制作会社のディレクター経験の知識を生かして、「noteの新規アカウント開設」と「各種設定方法のやり方」を解説します。
noteの使い方「記事作成〜公開まで」の手順、各種機能や設定の解説は、このページをご覧ください。
目次はこちら
無料ブログのプラットフォーム「note」のアカウント開設
「note(ノート)」の好きな部分を挙げるとすれば、「簡単に使いこなせる」「シンプルなデザイン」「基本はテキストベース」であるところが気に入っています。
また、個人ブログとして活用されているオープンソースの「WordPress」と比較した場合、何がいいのかをツイートでまとめてみました。
【ブログ開設】WordPressと比較した《note @note_PR 》の優れた部分☝️
①アカウント開設が簡単
②HTMLやCSSの知識不要
③運用費ゼロ
④有料コンテンツを販売可能
⑤ハッシュタグで読者を記事に誘導
⑥フォロワー増でPVアップ
⑦テキストベースのシンプルさ
⑧手軽に更新=継続しやすい pic.twitter.com/zfhIUN9Qer— miya-nee/みやねえ@沖縄で期間限定編集長 (@miya_nee3) 2019年1月3日
初めて「note」を使う人でも簡単に理解できるよう、丁寧で簡潔な解説でお届けします。
1. アカウントの開設
まずは、noteのアカウントを開設します。
noteのトップページ( https://note.com/ )を表示しましょう。今回は、パソコン画面のスクリーンショットを使って解説します。noteのスマホアプリも活用してみてください。
右上の「新規登録」をクリックすると、この画面が出てきます。
「クリエイター名、note ID、メールアドレス、パスワード」を入力。「私はロボットではありません」と「利用規約」にチェックを入れて「登録する(無料)」をクリックします。SNSのFacebookやTwitterのアカウントでも登録可能です。
■ note ID
ブログのURLに使用されます。よく考えてから入力してください。あとから変更可能ですが、ブログのURLが変わってしまうため、SNSでの投稿や他記事にリンクしたものが、すべて「リンク切れ」となり、注意が必要です。
■ クリエイター名
あとからでも変更できます。とりあえず、何かしら入力してみましょう(アカウント設定から変更可能)
届いたメールを確認して、「メール認証」をおこなっておきましょう。
次の画面です。Twitterアカウントを持ってる方は、フォローしてる方のnoteを見つけやすくなります。チェックを入れて「同意して連携」をクリック。
不要であれば、チェックを入れずに「キャンセル」をクリックして、次の画面へ。
次に「興味のあるジャンル」を1つ以上(何個でも選択可能)をチョイスして、右下の「次へ」をクリック。何も選ばす「スキップ」しても次のページに進めます。
「興味のあるジャンル」を選択した方は、次の画面に「おすすめのクリエイター」が表示されます。選択しなくても「次へ」で進めます。次に「気になるテーマのマガジンをフォローしよう」と表示されます。右下の「noteを始める」を選択すれば、ここもスキップできます。
「noteにようこそ!」と表示されたら、noteの「アカウント登録完了」です。「次へ」に進むと、下の画面が表示されます。
「おすすめページを見る」に進むと、noteのトップページ上「話題」のカテゴリページが表示されます。
最後に、メール認証を済ませておきましょう。
アカウント開設が完了して、noteのトップページに戻ってきました。
2. プロフィール設定
続いて、「プロフィール設定」をおこないましょう。
右上の「スマイル」アイコンをクリックして、「自分のクリエイターページを表示」を選択します。
このページ( https://note.com/設定したnote ID )が、ブログのURLになります。右上の「設定」をクリックして、プロフィール設定の画面に入ります。
■(上から)ヘッダー画像、プロフィール画像の設定
それぞれの画像サイズは、noteのヘルプセンター「登録画像の推奨サイズ一覧」で確認してください。
■ クリエイター名の変更
特に文字数制限なし。但し、Twitterでシェアした時、自動的に名前が表示されるため、長すぎはNGです。
■自己紹介(140文字以内)
note内を検索して「クリエイターを探す」とき、自己紹介文に入れたキーワードも反映されているようです。
■ Twitterアカウントの連携
アカウントを持っていたら連携しておきましょう。
■レイアウトの選定
公開した記事の並びを、3種類からえらべます。記事のタイトルが何文字まで表示されるか。アイキャッチ画像が目立つか。視認性を考慮したり、自分の好みで選択すると良さそうです。
参考までに「リスト、リスト(小)、カード」のレイアウトを貼っておきます。
■ ストア(ECサイトのURL)
表示できるECサイトは、6つに限定( iichi、STORES、BASE、minne、MUUU、EC-CUBEEC )されています。それぞれ入力方法が異なるため、ECサイトの設定に関するnoteのヘルプページを参照してください。
■その他
デフォルトのままで大丈夫です。
プロフィール設定を完了すると、このように表示されます。(現在、私が使用しているクリエイターページです)
3. アカウント設定「①アカウント」
右上のプロフィール画像から「アカウント設定」に進みます。ここでは、クリエイター名、note ID、メールアドレス、パスワードを変更できます。その他に、以下のような項目を設定します。
現在、私のnoteアカウントの設定です。通知設定など、ご参考まで。
①ソーシャル連携
Twitterの連携、クリエイターページへの表示・非表示
②メール通知設定
デフォルトでは、すべて「ON(緑)」の状態です。不要な項目は「OFF(グレー)」に変更しましょう。noteの通知アイコン(鐘のマーク)からもすべてのお知らせを確認できます。1日1回など頻繁にnoteを開く人であれば、「すべての通知をOFF」にしても問題ないです。
但し、noteを通じてコミュニケーションを図りたい人は、「コメント欄の更新時」をONにすると、すぐに気づいて返信できますよね。「あなたのノートがマガジンに追加された時」や「あなたのノートが他のクリエイターのノートで話題になった時」をONにすると、自分が書いたnoteへの反響がわかります。
③ユーザー設定
ここは、デフォルトのままで大丈夫です(フォントを明朝体に変更可能)
④プッシュ通知設定(PC用)
デフォルトは「オフ」です。お好みで「オン」に設定してください。
⑤ 退会手続きへ
ここを選択すると「退会手続き」に進みます。次のページで「本当に退会しますか」といった確認画面が表示されるため、間違ってクリックしても、即アカウントが消滅することはありません。
4. アカウント設定2(リアクション)
noteには、SNSのいいね!と似た機能に「スキ」があります。
noteの記事に読者が「スキ」をつけると、ポップアップでコメントが表示されて、感謝のメッセージを伝えることができます。この文章をカスタマイズする機能が「リアクション」です。
「スキ、フォロー」のお礼メッセージは、最初に設定しておきましょう。
noteらしいコミュニケーション機能でもあり、写真も設定可能です。「読者に寄り添ったコメント」や「個性的なコメント」を設定しておくと、読者が楽しめるんですね。
また、各ブログの記事下に、読者が支援できる「サポート機能」を設置しています。
「気に入ったらサポート」から、100円以上の金額を支援できるサービス。サポート機能エリアに説明文を掲載しておくと、読者の支援を後押しすることにも繋がります。とても大切な文章だからこそ、「どびっきりのひと言」を掲載して支援を募りましょう。
もちろん良質な記事を更新するのが、最も大切なこと。その上で、自分らしいコメントを設定してみてください。
5. アカウント設定3(購入履歴/カード情報/お支払い先)
主に、金銭のやり取りが発生した時に、必要となる情報を設定できます。有料コンテンツを購入する際、または、noteを販売する時に設定必須の項目です。
●購入情報:自分が購入したnote+購入金額を表示
●カード情報:購入時に使用するクレジットカードの登録
●お支払い先:振込用の入金口座
「有料コンテンツ」「定額マガジン」「定額のnoteコミュニティ」を販売すると、ご支援いただいた「サポート」も一緒に売上金として、指定した銀行口座に振込みされます。必ず事前に「振込申請」が必要となり、締め日や入金日など詳しくはこの記事(売上金を受け取る)を確認してください。
6. ダッシュボード(アクセス状況/バッジ/売上管理/振込管理/購入管理)
右上のプロフィール画像をクリックして、「ダッシュボード」を選択します。アカウント開設直後は、何も表示されていません。noteでブログを公開していくと、各記事の「PV(ページビュー)」を確認できるようになります。
●アクセス状況:各記事のページビュー(PV)を表示
●バッジ:数値目標や設定を完了すると、バッジがもらえる
●売上管理:月ごとに、有料コンテンツの売上を確認できる
●振込管理:noteから振込された販売金額を確認できる
●購入管理:月ごとに、購入者を確認できる
有料コンテンツを販売できるのも、noteの大きな特徴のひとつ。しかし、いざ購入状況を確認しようとすると、どこに何が掲載されているのか迷うと思います。
そこで、支払い・入金関連の項目を逆引きで掲載しておきます。
[販売に関する逆引き]
●誰が購入したのか:右上アイコン→「ダッシュボード」→販売管理へ
●売上金額の確認:右上アイコン→「ダッシュボード」→売上管理へ
●noteへの振込依頼:右上アイコン→「ダッシュボード」→振込管理へ
●noteからの入金、振込先設定:右上アイコン→「アカウント設定」→お支払い先
[自分が購入した支払いに関する逆引き]
●購入したnote:右上アイコン→「購入した記事」へ
●自分の支払い履歴:右上アイコン→「アカウント設定」→購入履歴へ(月別表示)
●引き落とし先に設定したクレカ:右上アイコン→「アカウント設定」→カード情報へ
「売上管理」や「販売管理」は、こんな感じで表示されています。
小さな目標を達成するごとに、noteからバッジがもらえます。このような優しい試みが、noteユーザーのモチベーションアップにも貢献しているようです。
7. マガジン設定について
一般的なブログ機能にある「カテゴリ」を「マガジン機能」で仕分けられ、記事をまとめられます。マガジン名、キービジュアル画像、説明を入力すれば、マガジン設定が完了です。
・沖縄のライター・編集者チーム「OKINAWA GRIT」
・沖縄発!Webライター育成講座
・沖縄の暮らしマガジン
こんな感じでマガジンを設定しています。
テキストベースを重視したシンプルなデザインのUI(ユーザーインターフェイス)が、何だかとっても好きです。シンプルな作りが生きてくるnoteの機能やデザイン性。クリエイターが活用してる所以が伺えます。
フォトエッセイや小説、創作範囲が広がりそうな予感がします。言葉にこだわり、イラストや写真を駆使して、クリエイティブな使い方ができる「note」は、私の個人的な見解ですと、無料で使えるブログの中では今一押しですね。
ライターや編集者、カメラマン、クリエイターなどが活用しているイメージがあり、現在、noteの人気はうなぎ登り。参入するなら「今すぐアカウント開設しよう!」と、沖縄でも促しています。
2019年1月時点、月間アクティブユーザー数(MAU/Monthly Active Users)が、1,000万人を突破しました。
㊗️ noteのMAUが1,000万人、会員登録者数が100万人を超えました!㊗️
— 平野太一 / note (@yriica) January 30, 2019
noteの月間アクティブユーザー数が1,000万人を突破しました|note公式|note(ノート) https://t.co/0YypvB5N3v
noteをご利用してくれるかたが、ものすごく増えているというお知らせをだしました。みなさん、ありがとうございます。学校、企業、NPOなど法人利用も増えてきました。今後も、安心して使っていただける、社会インフラを目指してがんばっていきます。@note_corp #note https://t.co/PPCmjY4iDQ
— 加藤 貞顕 (@sadaaki) June 23, 2020
2020年6月には、MAU6,300万人を突破したそうです。2021年の情報は入ってきていませんが、ユーザー数が急速に伸びているプログのプラットフォーム。これは注目せざるを得ませんね。
ブログ初心者に適した点は、「管理が簡単」「使いやすい機能」「テキストベースでサクッと書ける」です。つまり、ブログを更新しやすい!ということ。何事も継続するって大事ですよね。その継続力を促進してくれるブログが、「note」なのかなと思ってます。
次回紹介!めちゃ丁寧・簡潔に解説!無料で使えるプラットフォーム「note」のブログ投稿の流れと応用編
丁寧・簡潔で誰にでも理解できる(であろう)noteの使い方続編マガジン「投稿の手順や機能の説明、ブログ活用術」については、別ページで公開しました。こちらからご覧ください(2021年9月改訂版を公開)
それでは、OKINAWA GRIT が運営するライター講座の皆さんも、大いにnoteを活用してくださいね。沖縄を拠点に活動するライター・編集者みやねえ( @miya_nee )でした。それでは、また!!