沖縄では、戦前まで軽便鉄道が走っていました。戦時中に駅や線路が焼け落ち、戦後も復旧することなく、主な公共交通機関は路線バスとタクシーでした。
現在は生活に密着した車社会となり、通勤ラッシュの時間帯、悪天候時、観光のオンシーズン(レンタカーが増える)は想像を絶する渋滞を巻き起こして、みんなイライラ。かなーりイライラ。時間が読めないと困るんだよなあ……。そんな中、2003年8月10日。沖縄都市モノレール「ゆいレール」が開通しました。那覇市内で賑わいを見せる場所をカバーして、渋滞を嘲笑うかのようにスーイスイ。
そこで今回は「沖縄都市モノレール「ゆいレール」の不思議に迫った各駅停車の旅をお届けします。実はこの記事内の写真。全店舗に掲載許可を取っています。(我ながら、す、素晴らしい……)
2019年10月1日に「石嶺駅〜てだこ浦西駅」まで開通しました。今記事は、それ以前に公開された記事。新しい情報も追記しました。
※掲載許可をいただき、過去に制作した記事を掲載しています
目次はこちら
最初に、沖縄都市モノレール「ゆいレール」とは!?
那覇空港駅から首里駅まで、2両編成にて15駅を片道27分で走行し、片道走行距離が12.9km。最高速度は約時速65km。高さは最高で地上約23m(市立病院前駅付近)に達し、走行中は那覇市内の町並みが展望できます。
那覇空港駅の手前には沖縄都市モノレール株式会社があり、そこまでレールが繋がっていて、列車の待機や整備が行われています。ゆいレールの乗降時には、各駅ごとに違う沖縄民謡の音楽が流れて、ラッシュ時は音楽を覚えていれば降り遅れが生じません(た、たぶん……)
開通当初は、列車に慣れてない沖縄県民。切符の買い方から乗車に至るまで、いろいろなハプニングがあったようです。
本来であれば、金額ボタンだけで十分なところ、券売機はわかりやすく全駅名の購入ボタンがあり、同じ金額の駅ならどれを買っても同じ。それをわかっているのに、つい下車駅のボタンを押してしまう摩訶不思議。まさに沖縄都市モノレールに誘導されてます。
今回のテーマは、ゆいレール各駅停車の旅。
折角なのでフリー乗車券「1日乗車券」を利用して、1日で全15駅を周遊するという試みにチャレンジ! 記事が長くなるため、前編で6駅、後編で6駅、特別編では3駅+@の3部作にてお届けします。
1日乗車券を利用して各駅停車の旅
フリーパス「1日乗車券」は、大人800円、小人400円(2019年以降)。
券売機でも購入でき、1日3回以上乗車すれば元が取れる優れモノ。ならば、これを使わない手はないでしょう。一駅区間の利用は大人230円、小人120円。しかし、なら歩けるほど一駅間が近い駅もあります。
裏面を見ると、有効期限が翌日のAM6:00まで。購入したのはAM5:45。きっちり24時間使える一日乗車券でした。
ということは、正午に買えば翌日正午まで使えてしまう。これは上手く利用する価値がありそうですね。実際に見かけたのが、観光客の方があるポスターを見ながら、「あー!失敗した!」と全開で悔しがっていて、何を見てたんだろう?と覗いてみると、それは一日乗車券のポスターでした。
前編スタート!那覇空港駅~旭橋駅までの各駅停車の旅
そして、旅の当日。現在の時刻はAM5:50。1日乗車券を購入し、準備万端で那覇空港駅にスタンバイしております。
なぜこの時間かというと、折角ならば朝一番の始発6:00発に乗車しようと張り切って参上したからです。本日、那覇の日の出は6:00。外は少し明るくなり、全く人の気配がありません。那覇空港はまだ閉まっています。
駅からの各スポットへ。徒歩の所要時間の計り方
iPhoneのストップウォッチ機能を使用。
駅の改札口から各スポットまでを実際に歩き、正確な徒歩の所要時間を掲載します。また掲載したスポットは私個人の見解による独断と偏見にて選択しました。ちなみに私は自称「容姿端麗、知能明晰」を売りに、若干早歩きの傾向あり。身長は157.8cm、足のサイズは23.5cmです。
(※ご注意:一部詐称がございます。)
1. 那覇空港駅からスタート
沖縄県の空の玄関口である那覇空港。ターミナル2階から連絡通路で繋がっているのが、那覇空港駅です。
主に観光客の利用が多く、通勤・通学ラッシュの時間帯は地元の人たちで混雑します。那覇空港駅の周辺には、空港と航空自衛隊那覇基地しかなく、と思っていたらあるじゃないですか。気になる観光スポットが!
空港はまだ閉まっているため、周遊後に再び戻ってからグルメ撮影をしたんですが、戻ってきたときの時刻ったら。恐ろしいことになっていました。
気になる!那覇空港駅の周辺、注目スポット
その気になるスポットとは、沖縄都市モノレール株式会社です(徒歩:5分47秒)
宣伝ではありません。ここは「ゆいレール展示館」なる建物があり、平日9:30~16:30まで無料開放。敷地内の奥には、ゆいレールがズラリと待機中。なかなかのわくわくモノです。電車マニアの方、ぜひどうぞ。
駅の改札口手前には、「日本最西端の駅」の石碑。ここで記念撮影する方が多いよう(徒歩:2秒)
那覇空港2階の中央広場にある、顔はめパネル(徒歩:2分3秒)。那覇空港を利用する際の記念にどうぞ。(※顔ハメパネルの内容は、定期的に変わります)
沖縄の空の玄関口「那覇空港」の気になるグルメスポット
那覇空港1階の隅っこにひっそりとある「空港食堂」(徒歩:1分57秒)。観光客には気付かれそうにない場所にあり、沖縄の定食屋的存在として、空港関係の職員など、主に沖縄県民が利用している印象があります。昼時になると、混雑しています。
空港3階にある沖縄のファストフード「A&W」(徒歩:2分8秒)。オススメはスパイシーなカーリーフライ。変り種としては、ルートビアでしょう。数種類の薬草入り、イートインならお替わり自由のお飲物です。サイズはS/M/L とあるため、Sサイズを注文してお替わりしてください。味を表現すると、最近聞いた感想では「咳止めシロップの味」とのこと。でも私は好きです、大好きです! おいしいですよ。
期間限定にて販売した日本最西端の駅弁「油味噌かつサンド」。5社で開発し、発売へと至った貴重な商品でした。
販売場所が沖縄都市モノレール株式会社。とんかつ製造は沖縄ハム株式会社。油味噌製造は株式会社赤マルソウ。パンとサンドの製造はオキコ株式会社。企画・販売は35COFFEEを手掛ける宗英道株式会社。内容はかつサンド3個、35コーヒークリームデザートサンド1個のセット。
那覇空港駅構内の35COFFEEステーションカフェにて、1日35個の限定販売。なぜ35個かといえば、それは35COFEEだからですね。
(※現在は、販売されておりません)
そして、やっとゆいレールに乗車しました。さすがに始発は誰も乗っていなかった。まだ空港が閉まってますから、素敵な貸切状態です。
2. 意外と飲食店が多い「赤嶺駅」
赤嶺駅周辺は、静かな住宅街という印象。しかし、住宅街のあるところに経済あり!とあちこちに飲食店が点在しています。住民以外はあまり利用しない駅のようですが、散策してみると意外と面白いスポットがあったのです。
気になりすぎるスポット!赤嶺駅の周辺
駅構内の改札口手前には、「日本最西端の駅」の顔はめパネル(徒歩:-6秒)
駅ロータリーにある「日本最西端の駅」の石碑(徒歩:1分14秒)。駅をバックに記念撮影できます。
偶然見つけた不思議なオブジェ(徒歩:6分38秒 若干遠回り)。と思ったら、小禄わかば公園にある滑り台でした。急に現れたので結構なインパクトです。
街に出没したワニ(徒歩:2分49秒)。なぜか血のりのワニ。沖縄県民の方なら見覚えがあるかも。そうあのお店です。
気になるグルメスポット!赤嶺駅の周辺
外観が沖縄風のマクドナルド小禄店(徒歩:2分31秒)。赤瓦の屋根や屋根上のシーサーなど、沖縄風の個性的なマクドナルドです。
駅前にあるスーパー「ユニオン」(徒歩:1分9秒)。ここは24時間営業の沖縄のスーパーマーケット。台風のときでもギリギリまで開店する強者です。
産地直送仲買人 いぶし銀次郎 小禄本舗(徒歩:2分44秒)。株式会社みたのクリエイトが展開する居酒屋。個性的なインパクトがある外観といい、味にも定評があるんです。みたのクリエイトが営業するお店はコンセプトが強く個性的で、そこに味が美味しいときたら、行きたくなるのも当然でしょう。沖縄では注目を浴びている居酒屋です。
たこマックス(徒歩:2分53秒)。現在、時刻は7:05。さすがにお店は閉まっており、後日改めて営業中に行ってみました。店名の由来なのか、タコ焼きの大きさもマックス。開店は15時、閉店は23時という沖縄タイムです。夜でも人が絶えず来るそうで、なかなか人気タコ焼き店。店主のおばさんもいい味を出しきてホッコリしますよ。
(※その後、外観が変わりました)
3. 飲食店やスーパーで賑わう「小禄駅」
小禄駅周辺は、区画整理された簡素な住宅街。駅前には大きなイオン那覇店があり、駅周辺はわりと賑やかです。少し歩くと、沖縄らしい雰囲気がある遊歩道や公園が多いのが印象的でした。
長閑なおもしろスポット!小禄駅の周辺
駅前の休憩広場(徒歩:48秒)と、遊歩道に突如現れたシーサーたち(徒歩:3分50秒)
遊歩道で見かけた不気味な、いや可愛いシーサー(徒歩:3:48秒)と、不思議な形をした……と思ったら巻貝のオブジェでした(徒歩:1分36秒)
金城小学校と金城中学校の間にある遊歩道(徒歩:4分23秒)。
公園かと思い、入っていくと子供たちが掃除中。爽やかな笑顔と元気な声で「おはようございます!」と声をかけられ、学校の敷地に入ってしまった! と一瞬、挙動不審に陥りましたが、先生らしき人に確認すると、「いえいえ、ここは金城小学校と金城中学校の間にある遊歩道です。歩いても大丈夫ですよ」とのこと。清々しい朝の光景は、ほのぼのしていました。
外観が個性的なグルメスポット!小禄駅の周辺
バス亭デザインが印象的なラーメン屋の通堂(徒歩:3分48秒)。
朝ですから、まだ開店前。よく見ると敷地内にバス停風の休憩所があり、この店に数回ほど来たことがありますが、全く気づかず、素通りしてました。
森の中の一軒家をイメージしたcafe511(徒歩:5分6秒)。こちらも開店前。入口のツリーを模した木が可愛らしく、小禄では人気のカフェです。一度来たときは、ランチがハーフバイキングでした。
タイ料理のカフェとして人気!asian cafe chai dee(徒歩:4分24秒)。
やはり、この時間はまだ開店前。写真は後日撮らせてもらったティータイムに提供している一番人気のグリーンカレーのセットです。自家製ケーキは種類が豊富で目に鮮やかな彩り。異国情緒を思わせるアジアンテイストの店内と味が人気で、絶えず人が訪れていました。
4. 沖縄セルラースタジアムがある「奥武山公園駅」
ゆいレールの各駅には、タイル画が飾られています。
空手といえば、沖縄発祥。ここは駅名の通り、奥武山(おうのやま)公園が目の前です。公園内にある県立武道館では、沖縄空手や古武道の練習、競技が行われています。そして、駅周辺が古い町並みで驚きました。趣と風情のある路地裏や老舗店など、今回の散策の中では意外にも面白かったです。
古い町並み、気になるスポット!奥武山公園駅の周辺
駅のホームから眺めた奥武山公園(入口までの徒歩:1分46秒)と、公園内にある長ーい滑り台(徒歩:4分15秒)
不思議な音が聞こえてくるブラザーランドリー(徒歩:1分13秒)
本日の突撃取材1件目。建物の中から「プッシュ―ッ!」と豪快な音が聞こえて気になり、窓の隙間から覗くとズボンプレスの音でした。建物内は大きな工場になっていて、窓越しにたくさんの服と人が右往左往している光景が見えます。社長曰く、「工場内は企業秘密ね」とカラフルな袋だけ撮影させてもらいました。
昭和32年創業の老舗クリーニング店には、おもしろ不思議発見がたくさん詰まってそうな気がします。
(※現在、工場は解体されました)
気になる路地裏への入口(徒歩:1分33秒)。
この細道の感じ、大好きです。路地裏に入ると、わくわくしませんか。大通りから一歩中に入り、路地裏を散策すると、そこには沖縄らしい風景と古い町並み。こんな場所にこんな町並みが! びっくりしたとともに新鮮な感覚でした。
こんな場所に老舗店があった!奥武山公園駅の周辺
オジーが笑顔で出迎えてくれる豚の丸焼きの金城畜産(徒歩:1分17秒)
本日の突撃取材2件目。なんとも味わいがある笑顔のオジーがお出迎え。豚の丸焼きは、10kg¥32,000~。金額は子豚の大きさによって変わるそうです。これは中々食べる機会がないでしょう。興味のある方、ぜひどうぞ。
大正13年生まれのトシ子が迎えてくれる老舗のペリーもち屋(徒歩:1分28秒)
本日の突撃取材3件目。突撃で訪れるも、トシ子オバーが試食をくれまして、お餅がとにかく柔らかい。話を伺うと、餅米から挽いた餅粉を使用し、防腐剤を一切使用せず、昔ながらの製法で作っているとのこと。
素材にもこだわり、多良間島産黒糖や少し高値のタカキビ粉も使い、「粉は高いけど、喜んで買ってくれたら嬉しいさ~」と。泣かせるねぇ、トシ子。1個90~100円。朝6時から開店してるのもビックリです。
(※惜しまれながらも、2019年4月30日に閉店)
5. 川沿いから公園を望む「壺川駅」
目の前には川、そして海が臨める壺川駅。思いつきで自由に散策してみると、裏道には意外なお店が待ち構えていました。
意外な場所で意外な発見!壺川駅の周辺
58号線に架かる明治橋(徒歩:5分17秒)
橋を渡り始めると欄干には龍や、中国古来の想像上の動物が描かれ、よく観ると面白かったです。麒麟の図(写真:右)は、全くもってキリンじゃなく、ただの猛獣に見えます。川が交差する場所なので、隣り合わせに繋がる橋でも名前が異なったり、川の名前が変わったり。ちょっとした歴史を感じる場所でした。
のぼりが気になる。馬肉、羊肉、鹿肉を販売するミツシゲ食品(徒歩:2分59秒)
不思議なアスレチック遊具がある壺川中公園(徒歩:4分27秒)。屋根付きの休憩所があり、周辺で購入したお弁当を食べながらゆっくりするのも良さそうです。
味のあるグルメスポット!壺川駅の周辺
日本最南端の駅弁として、有名になった壺川駅前弁当さかな (徒歩:3分45秒)
本日の突撃取材4件目。「さかな」というお店はリバービューの席があり、夏を彷彿とさせます。いいですね〜 この席いいですね〜! 漬け丼風のお弁当を11時から販売開始。その日仕入れた新鮮な食材を使うため、注文を受けてから作り始めるとのこと。電話予約をしておくと、待たずに購入できるそう。
(※こちらの店は、閉店しました)
牛丼専門店だけど、ゆし豆腐もある!げんき家(徒歩:3分33秒)
牛丼専門店の文字が気になり、本日5件目の突撃取材。店内に入ると、メニュー表がレトロな昭和時代を醸し出し、牛丼がとても気になります。でも、今日は時間がありません……。店長曰く、「うちの牛丼は普通だよ」とのこと。正直者なのか、それとも謙遜なのか。やはり、牛丼がとても気になります。
(※こちらの店は、閉店しました)
オフィスビルに群がるお弁当屋部隊(徒歩:2分49秒)
沖縄では、大きなオフィスビルの前に昼時だけお弁当屋さんが並びます。58号線の久茂地交差点や那覇新都心で見かけます。ここもそれなりにお弁当屋さんの数が多く、ずーっと奥まで弁当屋が続いていました。
6. 那覇バスターミナルに連絡する「旭橋駅」
58号線上にある唯一の駅、それが旭橋駅です。改札口を出ると、連絡通路から3車線の58号線が展望でき、駅前には那覇バスターミナル。シティーホテルやオフィスビルが並び、那覇港にも近く、少し歩けば海も見えるという好立地です。
南国情緒たっぷりのスポット!旭橋駅の周辺
2015年4月まで、駅前にあったバスターミナル(徒歩:1分34秒)。その後、改修工事が始まり、2018年10月1日から新ターミナルとして運行が開始されました。
那覇バスターミナルの端にある仲島の大石(徒歩:1分58秒)。高さ約6m、中央部の周囲は約25mもあるという琉球石灰岩です。岩の下は波に浸食され窪んでおり、昔この辺りが海岸だったことを示しています。新しいバスターミナルに生まれ変わったあとも健在で、現在も見学できます。
現在の那覇バスターミナルは、旭橋カフーナという立派な建物の1階にあります。ズラリとバスが並ぶ光景が楽しく、バスマニアの方は、ぜひどうぞ。
オフィスビルの間に現れた休憩所(徒歩:3分23秒)。スタイリッシュな都会的を感じさせる休憩所が、こんな場所にあるなんて。
ヤシ並木と海(徒歩:2分48秒)。那覇港へと続く道、南国ならではの風景です。
那覇港の巨大なコンテナーたち(徒歩:6分39秒)。大きなモノを見ると、なぜかわくわくしませんか。
キレイな海の壁画(徒歩:4分42秒)。沖縄製粉の塀に描かれた南国要素たっぷりの不思議空間です。
地元の豚肉店のレストラン、そしてデカ盛り対決!
名護市のお肉屋「我那覇畜産」直営の我那覇豚肉店(徒歩:1分26秒)
ランチメニューのヘルシーカツ定食(650円)。とんかつ専門店だと、一般的には1000円以上しますが、ここのとんかつはこのおいしさでこの価格という驚きの安さ。地元の豚肉屋ならではのなせる技なのか。昼時は順番待ちが入る人気店です。
(※現在はメニューが変わりましたが、ヒレカツ定食2枚付で880円、ソースカツ丼715円なども)
この日、波布食堂は定休日。それが原因なのか、嶺吉食堂は満席状態でした。どちらもデカ盛りで有名な人気店です。
それではいざ、デカ盛り対決行ってみましょう!
まずは嶺吉食堂から。大きなテビチ(豚足)が4つ入った人気のてびちそば。かなりのボリュームです。そして煮つけはお皿がかなーり大きく、直径30cm程の大皿にドカーンと乗った煮つけたち。1人では食べきれない量とお見受けしました。
お次は波布食堂。定休日だったため、翌日見に行ってきました。
波布食堂は、ほとんどがデカ盛り。チャーハンは軽く2.5人前あり、有名な肉そばは具がてんこ盛り。麺に箸が届かず、具を一旦退けてから食べる。そのため、具を乗せる取り皿付です。
こちらは、波布食堂のかつ丼。かつ自体が大きく、煮てから盛り付けられ、ご飯の量も半端なく、声を掛けると持ち帰り用のパックをくれます。予め持ち帰りを想定してメニューを選択する人もいて、持ち帰り用のパックに詰めると、ご飯だけで2パック分。そばはさすがにテイクアウトできないできず、カツカレーも素晴らしいボリュームです。
こちらの2店舗、観光客らしき方は料理を見ると必ずどよめき、または大喜びで「きゃっきゃッ」言ってます。そんな反応を見るのも楽しい驚きの食堂。皆さんはどの店のデカ盛りがお好みですか。ぜひ完食目指してチャレンジあれ。
(※波布食堂は2019年3月28日に閉店。嶺吉食堂は現在休業中)
さて旅の話に戻ります。ここまで来て、やっと6駅、まだ6駅!!!
現在の時刻はなーんと13:00前後。ああ、広げ過ぎました。深く突っ込み過ぎました。時間がないとわかっていたのに、各駅1時間で周遊しても15時間かかるというのに……
始発の6時からスタートして早7時間が経過。これでは間に合わないじゃないですか。6駅だけで一体何キロ歩いたのか。そういえば、沖縄都市モノレールの方が言ってたんですよ。
「本当に1日で15駅を周るんですか。ほんとに、ほんとですか?」
あの時、あの言葉を信じておけばよかった。そして後編に続く……
<モノレールに関する情報提供元のご協力>沖縄都市モノレール株式会社
<一部、写真提供>沖縄都市モノレール株式会社・35COFFEE・那覇市沿岸漁業協会組合 壺川直売店 さかな
<メイン撮影・マップ制作>みやねえ( @miya_nee )