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自分らしい働き方!フリーランスへの道、沖縄のフリーライターが語る「不安解消は思い切りが大事」

 2024-02-05
自分らしい働き方!フリーランスへの道、沖縄のフリーライターが語る「不安解消は思い切りが大事」

沖縄でWebライター育成講座を開催したり、沖縄と埼玉の二拠点で活動するライター・編集者 みやねえ( @miya_nee )です。沖縄のラジオ番組にて、フリーランスやフリーライターに関する質問に回答させてもらい、その内容をマガジンにまとめました。一部、補足を加えています。

※2018年に掲載した記事を新たに編集してお届けします。

フリーランスになるのは不安!?自由と引き換えになる代償

フリーランスフリーライターに関する質問を受付して、ラジオの番組内で回答しました。このブログでは、少し補足を追記しています。

何でも答えましょう!とSNSで発信したので、初級編から応用編まで質問はさまざま。フリーランス未経験者の素朴な質問から、未経験だからこそ不安がよぎる質問まで、沖縄の学生さんを中心にフリーランスに興味のある人や現在進行形のフリーランスから質問が上がりました。

フリーライターに関するFAQは、こちらのブログにまとめています。

「フリーランスの自由と引き換えになる代償」とは、一体何なのか。いや、そんな重い話でもないのですが、ラジオで語ってみました。

質問1.「フリーランスやフリーライターの定義について」

大学生Kくんからの質問です。

大学生Kくん
フリーランスやフリーライターの定義について教えてください。

簡単にまとめると、「フリーランスの定義」とは企業に所属せず、フリーで活動する手に職をつけて自分のスキルで仕事を受注して稼いでいける人のこと。

フリーで活動するデザイナーやプログラマー、そしてフリーライターなどの総称が「フリーランス」です。

現在では、企業と契約を交わし、外部委託として週に数日間だけ企業内に席を置き、企業と密に関わるフリーランスもいて、いろんなカタチでの働き方があるようです。

質問2.「フリーランスになるための必要な手続きとは」

大学生Nくんからの質問です。

大学生Nくん
フリーランスになるために必要な手続きってありますか。

必要な手続きは特になく、誰でもすぐフリーランスになれます。

手続きの話でいうと、年度末に確定申告をする際、青色申告と白色申告の2種類があり、税金の控除額が青色申告のほうがお得。いわゆる節税対策として青色申告するには、個人事業主として「開業届」を提出する必要があり、この届け出をすると「個人事業主」になれます。

しかし、白色申告でもいいや!と思っている人は、開業届を提出しなくてもフリーランスとして活動できるのです。

ひとりで活動する起業家はフリーランスだと認識されている場合もあるようですが、フリーランスと起業家も正確には意味合いが違い、起業するには「法人登記」して会社を設立し、個人事業主は「開業届」を提出します。

質問3.「フリーランスになる時、思い切りや勇気は必要か」

大学生Sくんからの質問です。

大学生Sくん
フリーランスやフリーライターになる時、思い切りや勇気は必要でしたか。

ブロガーSさんからの質問です。

ブロガーSさん
フリーランスになろうと思ったキッカケや決意とは。あと会社員とは違い、法的制度で守られてない部分もあると思うので、なぜフリーランスでやっていこうと思ったのか。

私の場合は、仕事を辞めたいなと思ったら、スパーンと辞められる人なので少し特殊な動きをしていたと思います。

新卒で某大手の都銀に入社。某大手旅行会社のツアーコンダクターを経て沖縄に移住。JTB沖縄でもツアーコンダクターとして働き、Web制作会社でフロントエンドエンジニアとディレクターを務めた後、フリーランスになりました。フリーでWebサイト制作やWeb非常勤講師を担当し、徐々にフォトライターの仕事の依頼が増えて、フリーライターに転身しました。

新卒入社の都銀を辞める時は、少し悩んだと思います。

私が会社を辞める時は、この会社にいてもこれ以上自分が成長できる仕事はなさそう、もうひと通りのことを学んでしまったなと思った時。そして、心身ともに「ああ、しんどいなあ…」と思った時。この2つのパターンにハマると、ほぼ会社を辞めるタイミングで、決断したら「辞めます」とすぐ上司に伝えていた気がします。

辞めることに不安がなかったのは、当面の生活費を確保できてたのが大きな要因です。きっと、貯金=心の余裕だったんですね。

あと、フリーランスにはどういった覚悟や能力が必要なのか、実はよくわかっていなかったのもあります。

フリーランスになる前に必要なことは、「貯蓄、スキルアップ、人脈を作る、仕事を確保」しておくことだと思います。

フリーランスに興味はあるけれど不安を感じてる人がいたら、まずは自分のスキルアップと人脈を作ることに力を注いでみてください。半年後、今までとは違った景色が目の前に広がっているはず。かといって、フリーランスをゴリ押しするつもりは毛頭なく、自分の好きな道を、行きたい道を見つけられたらそれが1番いいのです。

質問4.「フリーランスの自己管理について」

ブロガーSさんからの質問です。

ブロガーSさん
フリーランスって自分で仕事を管理しますが、どのようなスケジュールを組んでるのでしょうか。

執筆中に睡魔に襲われると集中力が欠如するので、たまにお昼寝する時は正直あります。軽く仮眠してからスッキリした頭でライティングすると、集中力がアップしてサクサクと書けることが多いのです。

そう。フリーランスは全て自己管理しなければならず、全てが自己責任になります。

スケジュールの立て方は、単純には2種類。

納期から逆算して前倒しでスケジュールを組む方法タスク管理して工数から納期を割り出す方法です。私の取る方法は主に前者で、納期から逆算してタスクを洗い出し、工数計算して前倒しでスケジュールを立てるやり方。途中、イレギュラーが発生しても余裕のあるスケジュールを立てる。

【フリーライターのお話】

例えば、1ヶ月後に納品する原稿の依頼が来たら、下調べ→企画を考える→企画案を提出→アポ入れ→取材→文字起こし→記事の構成→写真加工と選定→執筆→原稿チェック→納品……といった一連の流れを逆算し、編集者とやり取りする時間も考慮しておきます。納品日から1週間ほど前倒しでスケジュールを立てておくと余白を持て、心の余裕にも繋がります。

特に大規模なプロジェクトの場合、大まかな全体スケジュールが決まっており、各プレイヤーが自分のスケジュールを個別に作成して自己管理していくイメージです。

1記事だけなら、大まかなスケジューリングでも大丈夫ですが、まとめて10本分の取材・執筆ともなると、先方都合で取材のタイミングがズレることもあり、納期よりも1週間ほど早めに進行したりします。そして、同じ作業はできるだけ一気にやること。一気に下調べをして、一気に写真加工をして、一気に執筆する。

でもボリュームのある記事なら、1本だけに集中して一気に完成まで持っていきます。

仕事のボリュームに合わせて、前倒しで仕事を進行させること。最初は検討つかないと思うので、まずは経験を積みながら自分の時間配分のペースを把握していくとあまり誤差のないスケジューリングが組みやすくなります。

しかし、そう簡単にはいかない世知辛い世の中。予定通りに進めていくと納期が間に合わないとか、そもそも受注の時点で納期が短い仕事もあります。すると、今度は優先順位をつける見極め方や複数案件を同時進行でこなす効率化が必要不可欠になっていくのです。

スキマ時間をどう使うのか。私は、時短で集中してライティングができないタイプなので、30〜60分の空き時間ができると、メールとチャットのチェックや写真加工など、一瞬で終わる作業をこなします。あと、記事タイトルや見出しだけを先に考えておくのもアリ。そう考えていくと、30分や1時間で完了できる作業が結構あるんですよね。

脳の使い方は人それぞれなので、自分のやりやすい方法を見つけておくと瞬時に頭と心の切り替えがしやすくなるのでしょう。

質問5.「フリーランスのメリットとデメリット」

大学生Nくんからの質問です。

大学生Nくん
フリーランスのメリットとデメリットを教えてください。

フリーランスのメリットは、時間を自由に使えるところ。パソコンとネット環境さえあれば、仕事ができる職業なら世界中のどこにいてもリモートワークで仕事ができます。しかし、自己管理ができないとダラダラして作業が進まず、定時のないフリーランスは、徹夜続きで休日もなく働き詰めになることもしばしば。あと、仕事の量をキャパオーバーすると進捗は完璧でも、体調不良や心の疲れまで起こってきます。

これを防ぐためには、仕事をある程度セーブしていかないといけなくて、その分、自分の単価を上げていく交渉術が必要になってくるのです。

それぞれ5項目だけ、フリーランスのメリットとデメリットを書き出してみました。

「メリット」は、自由であること

時間を自由に使えること
好きな場所で仕事ができる
好きな人たちと仕事ができる
仕事を選ぶことができる
いくらでも仕事を受注して稼げる

「デメリット」は、全て自己管理

時間や体調管理など、全て自己管理
営業や単価交渉、事務処理を自分で行う
全て自己責任で決める
ぼっちで仕事してると人恋しくなる
定時がないこと

意志の強い人や平常心で淡々と仕事をこなせる人が向いているのかなとも思いますが、職種や作業内容にもよりますよね。

フリーランスになると「自己管理」がとても大切です。仕事を管理してくれる上司や先輩がいないので、自己管理の重さをフリーランスになってから身をもって知ることになります。

仕事と休みのメリハリをつけることや仕事量のボリュームを調整する力。コミュニケーション能力に長けた交渉術や経理関係の事務処理スキルも必要。でもですね。稼げるようになれば、事務処理を専門家にお願いしたり、教育を兼ねて作業の一部を若手に依頼したりと、やり方次第ではお金とスキルが循環する相乗効果が生まれます。

自分のやりたい仕事を自分と価値観の合う人たちと一緒に作れるのですから、かなりの面白みがあります。

あと、トラブルやどうにも動けない状況に陥った時は、自ら声を上げることも大切。でないと、誰にも気づいてもらえないからです。仕事の相談相手になり得る人たちと普段から繋がっておき、アドバイスをくれる貴重な存在を確保しておくこと。ひとりで悩みを抱え込まず、声を上げる勇気を持ってほしいなと思っています。

「もしもフリーランスが合わなければ、会社員に戻ればいい」

そう話していたフリーランスのブロガーさんがおり、確かにそれは一理あるなと。やってみなければ何事もわからない。自由との引き換えになる代償が一体何なのか。

それは、自分次第なのかもしれません。

あと以前、ラスト1本の記事をギリ納品日に入稿できた時、編集者さんに「早い入稿ありがとうございます!」と言われて不思議に思ったんです。もしかすると、納期を守らないライターさんって結構いるのかなと。

ならば、納期を守るだけでも信頼を得られる。早め早めに入稿している人なら、イレギュラーがあっても余裕を持って対応できますよね。

納期の話でいえば、早めに入稿する人。納期ギリギリの人。納期を守れない人。この3種類しかいません(まさか納品しない人もいるのでしょうか…)。稀に自分の作業が遅れたり、外的な要因で納期ギリや納期が遅れそうな時もやっぱりありますよね。そんな時は、やーばい!と気づいたら、すぐ編集者に連絡を入れています。

当たり前のことを当たり前にやっているだけで信頼を得られる。今はそんな時代なのかもしれませんね。

◼フリーライターに関する「Q&Aブログ」です

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